発音の練習をするために、ネイティブスピーカー(に近い)の音声を利用した音声ファイルの作り方です。
作成ソフトはインターネットのサイトのひとつ、「weblio翻訳」を利用します。
今回は、複数の単語を同時に練習することを想定しています。
例えば、「book」「desk」「egg」「hat」「bed」の5つの単語をそれぞれ2回ずつ発音するとします。
つまり、学習者には、「ブック ブック デェスク デェスク ハェァト ハェァト ベェド ベェド」と聴こえるということになります。
しかし、実際には、「ブックブックデェスクデェスクハェァトハェァトベェドベェド」とひとまとまりになって続けて発音されます。単語と単語の間にポーズ(休止)が入りません。
図2は、実際に入力した例です。
これを実行(下の「再生」ボタンをクリック)した時に聴こえるのが、音声ファイル1です。
これでは、使い物になりませんね。
試行錯誤の結果、次のように記入すると意図した通りの発音を聞くことができました。
回避策:
「book.|book.|desk.|desk.|egg.|egg.|hat.|hat.|bed.|bed.|」
各単語の終わりに「.|(ピリオドとパイプ(縦棒))」を追加すると単語と単語の間に適切な休止が入りました。
図3は、実際に入力した図です。
これを実行(下の「再生」ボタンをクリック)した時に聴こえるのが、音声ファイル2です。
さて、一応これで目的は達成されました。しかし、毎回、「.|」を単語といっしょに入力するのは面倒です。
とくに単語の数が増えるととてもたいへんそうですね。実際に使うときは、次のようにするとよいかもしれません。参考に記述しておきます。
表計算ソフト(ExcelまたはCalc)を利用します。
例>>Calc(LibreOffice)を利用。
単語を入力します。そして、一番上の単語(apple)の右のセル(B2)に「=A2 & “.|”」と入力します。(図4)
次にオートフィルを利用して数式を下の行にすべてコピーします。(図5、図6)
これなら、簡単に単語の末尾に「.|」を追記できますね。
おまけ:weblioには、英語の発音スピードを3段階に調節できる機能があります。(ただし、ユーザ登録(無料)が必要です。)