志義ゼミナールでは、長期休みを利用して、重大な学習上の問題点を発見し、それらを適切に対処していくという特訓講習を開講しています。
A君(中2)の重大な問題点は、「何も覚えていない」ということに”気づいた”ことでした。
下の写真を見てください。問題番号に×印やレ印があるのは、まだ学習していないとA君が判断して付けたものです。したがって、解かずに飛ばしていました。
文字式の問題(大問9)と連立方程式の計算問題(大問10)です。これらの問題は、すでに期末考査の範囲になっていた単元です。
A君は、期末考査の数学は80点を超えていたそうです。
それなのに、これらの問題はまだ習っていないと言っていました。
さっそく、やり直しです。ノートに問題を写して、解き方を書いていきますが、もちろん、習っていないというので教科書の該当単元の載っているところを見せて、解き方を確認しました。
実際には、ちょっとだけヒントを教えてみました。すると、A君は、何回か間違いを繰り返しながら最終的には正解にたどり着きました。
「自分はいったい何をしていたんだろう」と本人もビックリの様子です。期末考査はちょうど1ヶ月前に実施されています。A君は志義に来て、復習をして本当に助かったと思っているようです。とにかく、驚いていました。自分の記憶がぶっ飛んでいたのです。
しかし、きちんと解き方が分かるようになって、一安心していました。
A君は、80点を超える得点であったにもかかわらず、完全にやり方を忘れていました。また、学習したこと自体を忘れていました。もし、平均点ギリギリだった人たちは、どうでしょう。もっとスゴいことになっているのでは?
と思うと、ハラハラ、ドキドキですね。2学期スタート大丈夫か?
志義の夏期講習の重要性は、長い休みを利用して、自分の学習の問題点を発見し、じっくり改善していくことにあります。