慣れてくると、省略して計算したくなります。暗算ができる人はぜひ挑戦してみましょう。

ただ、気を付けないと、思わぬ落とし穴にはまってしまうかも。

つまり、省略の仕方を間違えて、何を計算しているのか混乱することになるからです。

みなさん、こんな風になったことはありませんか?

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あれ???どうやって計算すると?

なんか答えが出そうなんですけどねぇ。

「先生っ、わからん!」

Aさんのペンシルの動きが止まっています。Aさんは、「-25」と「8」を書いた後、どのように計算するのかわからない、混乱してしまったようです。

「ねぇ、式を省略しないでちゃんと書けば、よかっちゃないと。」

私は、「-52-2×(-4)=」の後に、「-25」を書かせました。その次に、何を書くのかAさんに尋ねました。Aさんは、「+8」と言いながら、それを-25の後に書きました。

そのあと、Aさんは、

「あっ、分かった。」と言って、答えを書きました。

002

式を省略せずに全部書く

少し計算に慣れてくると、式を省略して答えようとします。もちろん、暗算など計算が得意な子はそれでも正解するので、全く問題はありません。しかし、数学が苦手な人が、これをやってしまうと、混乱するだけです。

自分は、「何を省略できて何を省略してはいけない」のか、それを見極めることが学力の差になります。