わり算が苦手な人の大半は「÷1ケタ」が暗算では、できません。できても時間がかかりすぎます。

では、さっそくチェック

9 ÷ 3 = 3

これは、超簡単ですね。

では、

0.9 ÷ 3 = 0.3

大丈夫ですか。

36 ÷ 3 = 12

ここらへんで少し時間がかかっている人は、下の問題をしっかり練習してください。

放っておくと中学の数学で、とっても痛い目にあいます。
(脅かしているわけではありません。そういう人をたくさん見てきました。)

3.6 ÷ 3 = 1.2
75 ÷ 3 = 25

「あ〜、、、もうダメやん。」なんて、あきらめるのは早すぎです。

毎日、5分程度でいいです。このような簡単な計算(暗算でできる)を練習してみてください。

大切なことは毎日続けることです。

「え〜、、、めんどうくさい。」と思っていると、中学生になって、もっとめんだどうなことになってしまいますよ。

おそらく、この記事を読んでいるということは、それなりに学習意識があるという意味ですよね。

それなら、ぜひ、私(えっ、おまえ誰?)を信じて、やってみましょう。

学校や塾の算数の授業で、計算が簡単だなと感じたとき卒業です。

<では、練習>

  1. 48 ÷ 6 = 8
  2. 4.8 ÷ 6 = 0.8
  3. 0.48 ÷ 6 = 0.08
  4. 24 ÷ 6 = 4
  5. 2.4 ÷ 6 = 0.4
  6. 0.24 ÷ 6 = 0.04
  7. 8 ÷ 4 = 2
  8. 0.8 ÷ 4 = 0.2
  9. 0.08 ÷ 4 = 0.02
  10. 56 ÷ 8 = 7
  11. 5.6 ÷ 8 = 0.7
  12. 0.56 ÷ 8 = 0.07

どうですか。簡単でしょ。小数点の場所に注意してくださいね。わられる数、答え(商)とも小数点は同じ場所にあります。わられる数が第一位のときは、第一位の場所、第二位のときは、第二位の場所です。

<ポイント>小数点の場所を正確にとることと、九九を利用することですね。

わり算とはいっても、実際には頭の中では暗算でかけ算(九九)を計算しているんですよ。

例えば、「56 ÷ 8 = 7」となっていますが、実際には、頭の中では「8の段をイメージして、ハチ、シチ、56」を計算しているんですね。

でも、「56 ÷ 8 = ?」の答えは「7」。パッと正解を出せるくらい練習しておきましょう。まぁ、ほとんど暗記に近いですね。

次に挑戦しましょう。

  1. 24 ÷ 2 = 12
  2. 2.4÷ 2 = 1.2
  3. 0.24÷ 2 = 0.12
  4. 36÷ 3 = 12
  5. 3.6÷ 3 = 1.2
  6. 0.36÷ 3 = 0.12

今度は、どうでしたか。少し難しく感じましたか。

大丈夫です。すぐに慣れます。

「36÷ 3 = 12」は、九九を十の位の数の3と一の位の数の6で利用しています。

まず、十の位の計算、「3 ÷ 3 = 1」で、十の位の計算の答えは「1」です。本当は「10」という意味ですね。

次は、一の位の計算「6÷ 3 = 2」で、一の位の計算の答えは「2」です。

「え〜、なんで、3÷ 3 をするの」って悩んでる人は、ゴメンなさい。ここでは、そんなものかと深く考えずに計算してみてください。今は、計算を暗算で正確に早くすることを優先させます。

もう少し練習しましょう。

  1. 48 ÷ 4 = 12
  2. 4.8 ÷ 4 = 1.2
  3. 0.48 ÷ 4 = 0.12
  4. 84 ÷ 4 = 21
  5. 8.4 ÷ 4 = 2.1
  6. 96 ÷ 3 = 32
  7. 9.6 ÷ 3 = 3.2
  8. 0.96 ÷ 3 = 0.32

どうですか。慣れたら簡単でしょ。

それでは、もうちょっとレベルアップしてみます。(十の位の数で、あまりが出ます。)

  1. 36 ÷ 2 = 18
  2. 3.6 ÷ 2 = 1.8
  3. 42 ÷ 3 = 14
  4. 4.2 ÷ 3 = 1.4
  5. 72 ÷ 3 = 24
  6. 7.2 ÷ 3 = 2.4

「72 ÷ 3 = 24」は、「7 ÷ 3」を計算します。「7 ÷ 3 = 2 あまり 1」となり、十の位の数は「2」(20のこと)です。「あまり1」(本当は10あまっている)は、次の一の位の数の「2」とあわせて「12」とし、「12 ÷ 3 = 4」となります。一の位の数は「4」です。計算の答えは「24」となります。

「う〜、ちょっとむずかしかー。」ですか。がんばって、練習してください。ここを乗り越えると後の計算が楽になりますよ。さらに、応用にも利用できて便利になります。

さぁ、もう少し練習しましょう。

  1. 52 ÷ 4 = 13
  2. 5.2 ÷ 4 = 1.3
  3. 84 ÷ 3 = 28
  4. 8.4 ÷ 3 = 2.8
  5. 78 ÷ 2 = 39
  6. 7.8 ÷ 2 = 3.9
  7. 96 ÷ 4 = 24
  8. 9.6 ÷ 4 = 2.4

それでは、3ケタにも挑戦してみましょう。
(ここまでの内容がイマイチというひとは、今までの問題を紙に写しとり、練習してください。大丈夫になったらまたもどってきてください。待っています。)

  1. 124 ÷ 2 = 62 (ヒント12÷2=6)
  2. 12.4 ÷ 2 = 6.2
  3. 1.24 ÷ 2 = 0.62 (ヒント1.2÷2=0.6)
  4. 0.124 ÷ 2 =0.062 (小数第3位)
  5. 324 ÷ 4 = 81
  6. 32.4 ÷ 4 = 8.1
  7. 3.24 ÷ 4 = 0.81
  8. 0.324 ÷ 4 = 0.081
  9. 824 ÷ 4 = 206 (ヒント8÷4=2、2÷4=0あまり224÷4=6
  10. 82.4 ÷ 4 = 20.6
  11. 0.824 ÷ 4 = 0.206
  12. 912 ÷ 3 = 304
  13. 91.2 ÷ 3 = 30.4
  14. 9.12 ÷ 3 = 3.04
  15. 0.912 ÷ 3 = 0.304
  16. 134 ÷ 2 = 67 (ヒント13÷2=6あまり114÷2=7
  17. 13.4 ÷ 2 = 6.7
  18. 1.34 ÷ 2 = 0.67
  19. 0.134 ÷ 2 = 0.067
  20. 592 ÷ 8 = 74
  21. 59.2 ÷ 8 = 7.4
  22. 5.92 ÷ 8 = 0.74
  23. 0.592 ÷ 8 = 0.074
  24. 490 ÷ 5 = 98
  25. 4.9 ÷ 5 = 0.98 (9.8ではない。)

25番の問題ができた人は、卒業ですね。おめでとうございました。

<オマケ>

  1. 1 ÷ 4 = 0.25
  2. 1 ÷ 8 = 0.125 (0.25の半分)
  3. 3 ÷ 4 = 0.75 (0.25×3)
  4. 3 ÷ 8 = 0.375 (0.125×3)

受験算数でよく見かけます。覚えておくと便利ですよ。